津市のそろばん教室「津珠算学校」の沿革・アクセス

大正13年、津市上浜町において、初代校長倉田充一郎が倉田珠算教室を開設。
昭和3年、津市押加部町にて私立津珠算学校を設立、三重県知事認可校となる。

倉田充一郎は、若かりし頃貿易商として大阪・神戸にて活躍。日本人の計算能力の高さは世界に誇れるものがあり、それには幼少期における「そろばん」学習が必須と考え、故郷において珠算教育に携わることとなった。

第二代校長倉田敏郎は珠算教育の重要性を説き、県下各地において学校の夏休みを利用しての珠算講習を恒常化させ、各地での珠算教室の開設に奔走。県下各珠算団体の三重県支部長として活躍。晩年、津市市議会議員を2期努め教育行政に傾注した。

第三代校長倉田裕（現校長）は、若かりし頃から全国珠算教育連盟幹部候補生として活躍。三重県支部総務部長等歴任。現在、全国珠算学校連盟三重県支部長として、全国珠算競技大会の全国優勝常連支部としての「珠算の三重」を堅持している。

現在は、障害者福祉にも傾注し、障害者支援施設サンフラワーガーデンの統括施設長として、三重県身体障害者福祉施設協議会会長を務め、障害者への珠算教育をライフワークとしている。